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はじめに、ご挨拶
- みなさんこんにちは!初めまして!
株式会社ぽれぽれの代表 富永良謙と申します。
このページを開いてくださり、ありがとうございます。
弊社ぽれぽれは長野県にある、『日本で最も美しい村』のひとつ、中川村で訪問看護ステーションを令和5年10月に開設します。 - 弊社は国の重要文化財である坂戸橋を渡ってすぐ先にある、旧坂戸旅館で開業します。
坂戸橋は美しいアーチのフォルムに、桜で有名な場所。天竜川にかかるこの橋は交通量が多く、人目にもつきやすい場所です。 - 坂戸旅館が閉店して数十年、旅館の外観は老朽化してきており、周囲は竹林が生い茂ってしまっています。この、中川村の玄関口とも言える坂戸橋、坂戸旅館跡地に桜を植えて景観を整え、中川村の誇れる観光スポットにしたいと考えています。
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自己紹介
- まずは、簡単な自己紹介からさせて頂きます。
私 富永良謙は地元である中川村へ3年前帰ってきました。看護師・保健師を志し、横浜市立大学を卒業後は大学病院の集中治療室へ従事し、その後は長崎県の五島列島で僻地医療、カンボジアやミャンマーなどの発展途上国で貧しい人々へ手術をする国際ボランティア団体に所属しました。 -
- 自分が知らない世界や価値観の在り方に衝撃を受け、もっと色んな世界を知りたいと思い沖縄や新潟で働きながらお金を貯めて、世界一周を1年近くかけてしました。北米・南米・アフリカ大陸の縦横断や、南極の海で泳いだりと私の知らない「世界」をたくさん経験してきました。
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- 約50ヵ国周り、地元へ帰ってきたのですが、改めて地元の良さに気づき、地域のためにできることをやりたいと考え、この株式会社ぽれぽれを立ち上げました。
「ぽれぽれ」は、スワヒリ語で「ゆっくりのんびり」という意味です。アフリカを縦断している時に、良く現地の人に言われた言葉です。利用者様、スタッフ、関わる人全てがゆっくりのんびりできるような時間(サービス)を提供したいと考えております。 -
長野県中川村
- 次に中川村について紹介させて頂きます。
「日本で最も美しい村」連合に加盟する中川村は、中央アルプスと南アルプスを望む、長野県の南部にある人口5000人ほどの村です。昭和33年、古くは「天の中川」と呼ばれた天竜川を挟んで東側の南向村と西側の片桐村が合併してできた村で、天竜川を中心に結束する新しい村として中川村と命名されました。 - 村は、蛇行する天竜川を挟んで、竜東南向地区と竜西片桐地区に分かれており、それぞれに特色のある顔をもっています。南向地区は、南北に伊那山地が走り複雑な地形を呈しており、傾斜地が多く果樹栽培が盛んに行われています。一方、片桐地区は、段丘や扇状地上に平坦な農地が多く比較的規模の大きな農業経営が行われています。
晴れやかな場所や目立ったところはないけれど、それほど山深くもない「ちょうどいい」この村は、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
特に、中央アルプスと河岸段丘を一望できる陣馬形山からの景色は最高です。 -
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国重要文化財「坂戸橋」について
- 坂戸橋は、長野県中川村の天竜川上流に架かる道路橋です。江戸時代、坂戸は川を渡る船着き場が設けられたことによって交通の要衝としての役割を担うこととなりました。その後、土橋や板橋が架けられましたが、「暴れ天竜」とも呼ばれた天竜川の氾濫により流失することが続きました。明治37年には、新式のつり橋が完成し、架け替えを経て長く使われてきました。
橋の老朽化が進み、当時物流の担い手となりつつあった自動車も通行できないことから、コンクリート製の永久橋の建設を望む声が高くなりました。昭和7年3月多くの人々の建設実現への熱意、努力により橋の建設工事が始まり、同年11月に念願の永久橋が完成し、昭和8年3月に開通となりました。 -
- 坂戸橋はその姿の美しさから「東洋一のアーチ橋」と呼ばれ、昭和8年の竣工祝賀会には、1万人を超える人々が訪れたと言われています。
戦時中は、出征兵士たちのお見送やお迎えを盛大に行いう場所にもなっていました。
平成22年1月15日に国の登録有形文化財に登録され、令和2年12月23日、昭和前期における道路橋の技術的達成度を示す「技術的に優秀なもの」と評価され、国の重要文化財に指定されました。 -
どのような場所にするか
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ファーストゴール
- 桜を植えて、坂戸橋の景観に統一感を出したいと考えています。
坂戸旅館は竹林を合わせ2000m²ほどの広大な面積があります。
昭和初期に創業された坂戸旅館。当時は愛知から来たアユ釣り客が大会の度に何週間と宿泊し、旅館はいつも満室状態だったそうです。次第にアユは釣れなくなってきて、客足も遠のき平成20年には閉業されました。 - (坂戸旅館の現在写真)
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- 再び、人が集まって賑わう坂戸にしたい!
中川村をこの玄関口「坂戸」から元気にしていきたい!
そんな想いからこのプロジェクトを始めました!
弊社の土地に、桜の木を植樹させて頂き、寄付して頂いた方のお名前をプレートに記入してオーナー制度にしたいと考えています。
航空写真と完成イメージ図 -
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セカンドゴール
- 伸び放題の竹林を伐採し斜面を紫陽花で埋め尽くしたい!
ファーストゴールが無事に達成できた後には、セカンドゴールとして紫陽花を植えたいと思います。
弊社は1400m²以上の竹林を有し、荒れた竹林はさらに範囲を広げようと伸びてきています。
急斜面にあるこの竹林を全て伐採するには膨大な費用がかかります。
この竹林を綺麗にし、一面に紫陽花を植えたいと思います。下から見上げると、紫陽花の壁ができ、写真映えスポットとなるような、新たな観光スポットを作り出したいと思います。
土壌改善などお金がかかりますが、紫陽花が咲く頃はサクランボ狩りやブルーベリー狩りなど中川村のフルーツ狩りも楽しめるため、観光客誘致には効果的と考えています。
荒れた竹藪と完成イメージ図 -
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最後に
- 中川村の主な産業は農業と飲食業です。観光客を増やすことは、この2つの産業へのブーストとなりえます。農業は輸送や仲介などのコストをかけるより、訪村してもらい直接購入してもらった方が利益率は高くなりますし、地産地消の飲食店であれば双方にメリットがあります。
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- 村の産業が豊かになれば、税収も増え、より福祉が充実します。「桜とアジサイの中川(坂戸橋)」というブランディングができれば、中川村の認知度も上がります。中川村の福祉はかなり整っていると思いますので、認知度が上がればさらに定住・移住者が増えるはずです。
弊社は医療の側面から村を豊かにしたいと考えています。大きな病院への通院は往復1時間近くかかり、受診が終わるころには半日以上かかってしまうことが多いと思います。できる限り負担となる通院を減らし、在宅での療養ができるように弊社がお手伝いできたらと考えております。
医療的社会資源が乏しい地域課題を解決しながら、村が元気になる今回のような計画が、間接的にも弊社へ還元されると信じています。地域貢献などにも力をいれるとともに、スタッフが働きやすい環境を整え、中川村で育った子供たちが弊社で働きたい!と村外から戻ってきてくれるような企業を目指したいと考えております。
今回、旧坂戸旅館で開業することは、何かの縁であると思っていますので、「坂戸から中川村を元気にする」を合言葉に、医療サービスだけではなく地域のためとなる事業展開を考えています。
ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。 -
- スタッフ一同