長野県中川村
「日本で最も美しい村」連合に加盟する中川村は、中央アルプスと南アルプスを望む、長野県南部にある人口4,700人弱の小さな村です。昭和33年、古くは「天の中川(あまのなかがわ)」と呼ばれた天竜川を挟んで東側の南向村(みなかたむら)と西側の片桐村が合併してできた村で、天竜川を中心に結束する新しい村として「中川村」と命名されました。
村は、蛇行する天竜川を挟んで、東の南向地区と西の片桐地区に分かれており、それぞれに特色のある顔を持っています。南向地区においては、南北に伊那山地が走る複雑な地形をしており、傾斜地が多く果樹栽培が盛んに行われています。一方片桐地区においては、段丘や扇状地上に平たんな農地が多く、比較的大規模な農業経営が行われています。肥沃な土地と寒暖差のある気候に育まれたりんご、梨、ぶどうなどが特産品であるのどかな山村であり、ゆったりとした時間が流れています。